キッチンリフォームの費用はいくらかかるの?

システムキッチンは選ぶメーカーやグレード、そしてリフォーム内容によって価格帯はかなり違ってきます。

誰もが耳にしたことがあるような大手のメーカーもありますが、少し聞き慣れないメーカーまでさまざまです。当然のことですが、有名なメーカーだと価格は高めとなり、それ以外だと安く購入できることもあります。

「機能性」「安さ」「デザイン」など、重視する点は人それぞれなので、自分に合ったキッチンリフォームをしていくことが大事です。

そこで、キッチンリフォームで気になる有名メーカと無名メーカーの違いや、具体的な相場費用、さらには老後も使えるキッチンリフォームについてお話していきたいと思います。

LIXIL・タカラスタンダード・TOTOなどのシステムキッチンメーカーと安いキッチンの違い

キッチンリフォームで選ばれるシステムキッチンで人気となっているものは「LIXIL」「タカラスタンダード」「TOTO」などの一流メーカーです。

これらの有名メーカーは、常に人気ランキングにも名前があがっていて、聞いたことがある人も多いでしょう。
住まいの水まわりの設備のメーカーとして注目されているため、メーカー側でも新商品の開発に力を注いでいます。

見た目のデザイン性はもちろん、キッチンならではの悩みである油汚れやサビなどのお手入れ性も抜群です。

機能性も重視しているので、長持ちするキッチンリフォームできるのが魅力です。

メーカーごとのラインナップは豊富で、グレードの高いものだとそれだけ費用も高くなりますが、シンプルなタイプで価格を抑えることもできます。やはり人気メーカーだけあって使い心地は良く、満足できる仕上がりとなることでしょう。

一方、あまり有名でないメーカーのキッチンだと低価格でも購入できます。メーカーはあまりこだわらずに「安さ」を重視したい人にはおすすめですが、自分が重視する機能性やデザイン性にマッチしたタイプを選ぶといいでしょう。

業者によっては有名メーカーのシステムキッチンの旧モデルの在庫商品を抱えていることもあります。機能的にはあまり大差ないため、在庫商品でも構わないのであれば、一流メーカーでも安く購入できる工夫もできます。型としては少し古くても、設備機器自体は新品そのものです。キッチンリフォームで少しでも費用を抑えたいならば、旧モデルでも構わない旨を業者側に伝えてみてもいいかもしれませんね。

キッチンリフォームの相場は?

ひとくちにキッチンリフォームと言っても、選ぶスタイルによって価格帯は変わります。また、グレードの違いによっても価格は結構違って、グレードの低いシンプルタイプのものと高機能の高いグレードでは、100万円近くもの価格差が出ることもあります。

また、工事内容の手間でも費用は異なります。例えば、壁付のキッチンを対面式にリフォームする場合などは、配管の移動や床の張替えなどに材料と手間がかかります。そのため、費用は高めとなる傾向にあります。

その一方で、同じサイズの新しいシステムキッチンを場所の変更をしないで入れ替えるだけならば想像以上に高額になることはありません。

このように、キッチンリフォームの相場は工事内容や機器のグレードによって変わります。

簡単な工事だと50万円前後、高ければ200万円前後の費用がかかります。平均的に見ると、50~150万円くらいでキッチンリフォームをしている人が多く見られます。

老後になっても使いやすいキッチンリフォームの費用は

老後を見据えたキッチンリフォームをするなら、安全性や機能性などこだわり部分が多くなるでしょう。
「安さ」だけを重視してシステムキッチンを選ぶのではなく、体が弱くなったときのことを考えての使いやすさも考えることが大事です。

一般的には老後を意識したキッチンリフォームでは、
・IHクッキングヒーターにする
・段差をなくす
・収納を使いやすくする
・床材を滑りにくくする
・高齢用に設計されたキッチンにする
など、さまざまなパターンが考えられます。

単にIHクッキングヒーターに交換するだけなら50万円未満での工事が可能です。しかし、システムキッチンを交換するとなると、最低でも50万円程度はかかるでしょう。対面式やアイランド型にしたり、壁紙や床材も変更したりなどでは、大がかりな費用がかかります。200万円ほどの費用がかかることも想定しておきましょう。

また、工事費は依頼するリフォーム業者によっても異なります。リフォームのときには、いくつかの業者に見積を出してもらいじっくりと比較してから、納得のリフォームをするようにしたいものですね。