外壁塗装費用をより安くする交渉術(実話)
私は営業マンなので普段、お客様から価格交渉される側です。
業種は違っても、次のように2タイプのお客様がいます。
・とことん安くして欲しいと言ってくるお客様。
・出来る範囲で安くしてくれれば良いよと言ってくれるお客様。
どちらが良い仕事が出来るかというと後者です。
とことん価格にこだわるお客様に対応するには「安い仕事をしてくれる職人さん」が担当します。
ただ、安くても受ける職人さんは丁寧な仕事をしない人が多いです。
結果的にトラブルに巻き込まれます。
とはいえ、頼む側としては、外壁塗装を出来るだけ安くしたいですよね。
そこで3社に絞った業者さんとのやりとりを具体的にお伝えしますので、ぜひ、価格交渉の仕方を学んで実践してみてください。
1.何を見積もってもらうかを明確にしたら「同じ内容」で最低でも3社以上に見積もってもらう。
2.出てきた見積もりを比較する。
家の場合、最初の見積もりで費用の安い順は次の順番でした。
リフォーム会社A<外壁塗装専門会社A<リフォーム会社B
上記の見積もりから外壁塗装工事の部分(足場・外壁塗装・屋根塗装・軒天塗装・雨どい交換)だけみると
リフォーム会社Aと外壁塗装会社Aの見積もり金額はほとんど同じで190万円くらい。
リフォーム会社Bは220万円。
さあ、ここからが価格交渉と信頼できる業者さんかどうかを見分ける大事なお話ですのでよーく聞いてくださいね。
★3社の見積もり項目をひとつづつ比較して不明な点があれば各業者さんに質問しましょう。
たとえば、外壁の目地(めじ)コーキング。
この作業だけで3社とも同じ金額(約20万円くらい)が掛かるということでした。
そこで「これって必要ですか?」と業者さんに尋ねたところ・・
リフォーム会社A担当者の返答
「出来ればコーキングですべて埋めたほうが良いですが、お宅の場合、あまり痛んでないので部分的に補修すれば大丈夫だと思います。部分補修だけなら大幅に安くなりますよ」
外壁塗装会社A担当者の返答
「ええ、耐久度の点で考えるとやったほうが良いと思います」
リフォーム会社B担当者の返答
「今の家に長く住まないのでしたらやらなくてもいいんじゃないですか」
*塗料は3社ともシリコン塗料で、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りなので違いはありませんでした。
また、「屋根瓦に損傷が見つかった場合、どうなるんですか?」と聞いてみました。
リフォーム会社A担当者
「もし、交換が必要であればご用意いたします。1~2枚であれば追加費用は頂きません。部分補修だけなら3万円ほどで出来ます」
外壁塗装会社A担当
「多少の損傷でしたら補強すれば大丈夫でしょう」
リフォーム会社B担当者
「同じ品番の屋根はもうないと思いますよ」
うちは内装についても3社に次の質問をしてみました。
「サッシの鍵がグラグラしているんですけど交換してもらえますか?」
リフォーム会社A担当者
「はい。すぐに交換できます。このタイプですと代金は、鍵代と作業費で4000円です」
外壁塗装会社A担当
「業者さんに聞いてみないとわからないのですがすぐには無理だと思います」
リフォーム会社B担当者
「うーん、そちらのほうは鍵のメーカーさんに聞いてみてください」
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この対応の違いは実際に会って聞かなければ解らなかったのです。
ネットで完結できるものではありません。
私のように疑問点を複数の業者さんに遠慮しないで聞いてみてください。
信頼できる業者さんか否かが、はっきりと見えてきます!
ここで私の気持ちはリフォーム会社Aに決まりかけていました。
でも出来るならもっと安くしたい!
そこで3社に聞いてみました。
「もっと費用を抑えていただきたいのですが可能でしょうか?」(再見積り依頼です)
リフォーム会社A担当者「えー、わかりました・・社長に聞いてみます。」
外壁塗装専門会社A担当「あと10万円ならお値引きします」
リフォーム会社B担当者「うーん、無理ですねえ」
外壁塗装工事やリフォーム工事で見積もりしてもらう際、当初の見積金額を比較するのは当然ですが、忘れてはいけないのが「追加工事費用」。
「追加費用が気になるのですが、終わってからプラス何十万!なんていやですよ」と3社に伝えました。
結論 リフォーム会社Aが一番安くしてくれただけでなく、担当者が真剣に仕事をしてくれそうだったので契約しました!
それから1ヶ月半、すべてのリフォーム完成!
足場・外壁塗装・屋根塗装の工期は約3週間だったのですが、うちは内装リフォームなどあれこれ頼みましたので工期が長くなりました。
最終的にリフォーム会社Aにお支払した費用は280万円でした。(足場・洗浄・外壁補修・外壁塗装・屋根塗装・軒天塗装・ベランダ防水工事・雨どい交換・内装工事・その他もろもろ込)
外壁塗装会社Aの見積もりは330万円。
リフォーム会社Bの見積もりは379万円でした。
同じ内容で見積もりしてもらった結果、高い業者さんと比較すると99万も費用を安く出来たのです。
リフォーム会社Aの担当者はとても気が利く人で気持ちよく工事を終えることが出来ました。
担当者との相性が合うか否かを見積もり交渉時点で判断することはとても重要です!
リフォームが終わった後の気分も最高です。家族も喜んでいます。
これから家の故障があったら今回のリフォーム会社にお願いできるので安心です。
余談ですが、リフォーム会社Aより安くしてくれる業者さんもいました。
設計事務所を経営している先輩が「どこよりも安くしてやるよ!」と言ってくれていたのですが、先輩に細かいことを言えないし、いつ仕事を辞めちゃうかわからない感じの人なので丁重にお断りしました。
★価格交渉の前に必ず相場を知っておくことが大切です!
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